季節のご挨拶

2019年02月18日 季節のご挨拶
奈良公園に梅の香りがただよう頃

奈良公園に梅の香りがただよう頃

霞立つ春日の里の梅の花山の下風に散りこすなゆめ (『万葉集』大伴宿祢村上)

奈良公園では梅の花が見ごろを迎えています。
こちらは浮見堂のある「鷺池」を見下ろす、奈良公園「浅茅ヶ原」エリアの「片岡梅林」。紅や桃色や白、色とりどりの梅が約240本植えられています。
奥に見える茅葺屋根の建物は国の重要文化財に指定されている『円窓亭』(まるまどてい)。鎌倉時代の建造で、もともとは春日大社の経蔵(経典を納める書庫)だったそう。その名の通り、円い窓が特徴的です。

奈良公園に梅の香りがただよう頃

今では、春のお花見といえば桜の花が一般的ですが、奈良時代には梅の花の方が好まれていました。奈良時代に編纂された万葉集では、桜について詠んだ歌が41首であるのに比べ、梅の花については118首も詠まれていることから、その思い入れの深さが伺えます。
姿も香りも良い梅は貴族の邸宅にこぞって植えられ、春にはその花を眺めつつ、歌を詠んだのでしょう。前述の大友村上「霞立つ春日の里の梅の花…」の歌からは、春日の里(奈良)に梅の花が咲き乱れる様子が目に浮かぶようです。

奈良公園に梅の香りがただよう頃

さらに、梅は薬用としても用いられました。
平安中期に記された日本最古の医学書『医心方』には、私たちにもおなじみの「梅ぼし」の効用が記されています。また、村上天皇(在位946〜967年)が疫病にかかった時、梅ぼしと昆布を入れたお茶で回復したという記録もあるそうです。

奈良公園に梅の香りがただよう頃

片岡梅林では、鹿が幹を傷つけないよう金網が巻かれています。
木々の間を鹿がゆうゆうと歩き回り、ベンチでは読書をする人、詩吟の練習をする人など思い思いに自分の時間を楽しんでおられるよう。奈良公園の中でも人の多くないエリアなので、いつでものんびりとしたムードが漂っています。

奈良公園に梅の香りがただよう頃

梅林から道路を挟んでお隣の「飛火野」では、ただいま「冬の鹿寄せ」が行われています。
森の奥から続々と湧き出てくるかのような鹿の群れ。ただ集まってくるだけでなく、いつになく期待に満ちた可愛らしい顔で懸命に駆けてくる姿に胸キュンです。
奈良公園に住んでいるかのような印象を受ける奈良の鹿ですが、本当の住まいは春日の森。森で夜を過ごし、朝になると人間がいるエリアに「出勤」してくるのです。夜の間にお腹が空いても、鹿せんべい屋さんが10時頃に開店するまで、おやつにはありつけません。「鹿寄せ」では、鹿の出勤時間にあたる10時にホルンを鳴らして鹿に合図すると、その日はじめてのおやつ(どんぐり)をめざして嬉しそうにやって来るというわけです。
そのようなわけで、一日でいちばん可愛い顔をした鹿さんたちを見られるのは、きっとこの「鹿寄せ」です。梅の香ただよう春の奈良公園へ、ぜひお越しくださいませ。


■冬の「奈良大和路キャンペーン」鹿寄せ

開催日時: 2019年2月9日(土)~3月13日(水) (毎月曜日除く)
        午前10時より15分間  雨天決行・荒天中止
開催場所: 奈良公園飛火野(春日大社境内地)
アクセス: JR・近鉄奈良駅下車、奈良交通市内循環バス 春日大社表参道下車、春日大社参道東へ徒歩7分
問合せ先: 奈良の鹿愛護会 TEL:0742-22-2388

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写真提供:寺野 敬二
撮影日 :2019年2月10日(1、2、3枚目)
     2019年2月17日(4、5枚目)

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