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2019年03月13日 スタッフブログ
白鳳の飛天から平成の飛天へバトンタッチ 「国宝東塔 新旧水煙特別公開」

白鳳の飛天から平成の飛天へバトンタッチ 「国宝東塔 新旧水煙特別公開」

奈良市西ノ京の世界遺産「薬師寺」では、ただいまツインタワーのうち片方の「東搭」の解体工事が行われています。
西塔は1528年の戦火で焼失し、再建されたものであるのに対し、東塔は薬師寺創建時から唯一残される建築で、築1300年にもなります。搭の最上部を飾る「水煙」は創建当時からのもので、白鳳時代に作られて今まで薬師寺を護ってきましたが、この度、約1300年ぶりに新調されることになり、3月1日から10日まで新旧の水煙の公開が行われました。

白鳳の飛天から平成の飛天へバトンタッチ 「国宝東塔 新旧水煙特別公開」

「水煙」は、寺の塔頂の避雷針のような形状のものに取り付けられた装飾金具のこと。火炎の形をしていますが、火難を避けるため「水煙」と呼ばれます。
常時であれば地上34mの高所にあり、近くで眺めることはできません。今回は白鳳時代に鋳造されたものと新しく鋳造されたものを並べて見ることのできる、またとないチャンスです!

白鳳の飛天から平成の飛天へバトンタッチ 「国宝東塔 新旧水煙特別公開」

左が平成の新・水煙、右が白鳳の旧・水煙です。
「白鳳の水煙」の形状をコンピューターで3Dデジタル計測し、奈良時代と同じ材料を使い、自然発色で再現したとあって、両者は双子のようにそっくり。
1300年前にこれだけのものを作った技術も、それを再現する現代の技術も驚くべきものです。

白鳳の飛天から平成の飛天へバトンタッチ 「国宝東塔 新旧水煙特別公開」

塔の中心を貫く心柱を包む金属管、「檫管」。薬師寺建立の由来を示した「檫銘」が刻まれています。左が平成、右が白鳳のもの。

白鳳の飛天から平成の飛天へバトンタッチ 「国宝東塔 新旧水煙特別公開」

「笛を奏でる飛天」。切手のモチーフにもなった、有名な飛天です。飛天はこの他に花をまくものや足の裏を見せて跳躍するものなど、さまざまなポージングで24体おり、風に翻る衣が全体の模様の一部を成しています。遠くで見たら炎、しかし近くで見たら飛天と雲と風といった感じ。
塔を雷や火災から護る「水煙」。薬師寺東塔が建造されてからおよそ1300年、木造の東塔が現在まで保護されてきたことを思うと、その威力はいかばかりでしょう。バトンを受け継いだ平成の飛天たちのもとで、次の1000年も安全であるようにと願ってやみません。


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写真提供:寺野敬二
撮影日 :2019年3月2日

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