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2014年09月29日 スタッフブログ
華麗なる古事記の世界 ~垂仁天皇と沙本毘売~

華麗なる古事記の世界 ~垂仁天皇と沙本毘売~

▲垂仁天皇陵 (奈良市尼辻西町)
 唐招提寺正門から徒歩約10分。市街地に近い地点にありながら「ふる里」の風情が楽しめる、おすすめのスポットです。


日本創世の物語が収められた「古事記」。
古事記そのものをじっくり読破したことはなくても、「アマテラスと天の岩戸」、「因幡の白兎」など、
慣れ親しんだ物語も多いのではないでしょうか。
そんな古事記の中でも、奈良を舞台としたもっともドラマティックな物語の一つ、
垂仁天皇と沙本毘売(さほびめ)のお話をご紹介したいと思います。

華麗なる古事記の世界 ~垂仁天皇と沙本毘売~

師木の玉垣宮(奈良県磯城郡)で天下を治める垂仁天皇(第11代)には、深く愛する后がいました。
開化天皇(第九代)の孫にあたる、沙本毘売(さほびめ)です。
しかし、沙本毘売には野心的な兄、沙本毘古王(さほびこおう)がおり、
ひそかに皇位簒奪をねらっているのでした。

沙本毘売が后となって三年ほど経ったある日、
沙本毘古王は妹に「夫と兄とどちらが愛しいか」と尋ねます。
沙本毘売が「兄を愛しくおもいます」と答えると、沙本毘古王は
「あなたが本当に私を愛しているのならば、私とあなたとで天下を治めよう」といい、
切れ味のよい短刀を渡して、「天皇の寝ているところを刺し殺しなさい」と命じます。
沙本毘売は兄の言いつけ通り、自分の膝枕で眠っている天皇めがけて短刀を振り上げましたが、
刃を下すことができず、あふれた涙が天皇の顔に落ちました。
天皇は不意に温かい雨に打たれたかのように感じて驚いて目を覚まします。
観念した沙本毘売がすべてを打ち明けたため、沙本毘古王の野心は天皇に知られるところとなり、
天皇は沙本毘古王を討伐する軍を起こしました。

稲城(稲を積んで作った城)を作って戦いに備える沙本毘古王。
この兄のもとに、なんと沙本毘売が向かいます。このとき、沙本毘売のお腹には垂仁天皇の子どもが宿っていました。やがて始まる戦。沙本毘売は戦いのさなかに皇子を出産します。
天皇はその知らせを聞き、赤子だけでなく、沙本毘売も連れ戻したいと考えました。沙本毘売を心から愛していたからです。妻と子を奪還するため、沙本毘古王の立てこもる稲城に精鋭部隊を遣わしましたが、取り戻せたのは赤子だけ。
沙本毘売は髪を掴まれても逃げられるよう、長い黒髪を剃ってカツラにし、
袖を掴まれても逃げられるよう、衣を酒に漬けて脆くしていました。
どこまでも兄と運命を共にする決意だったのです。

華麗なる古事記の世界 ~垂仁天皇と沙本毘売~

やがて稲城は炎に包まれ、沙本毘古王は戦死。
沙本毘売は兄を追って自害してしまいました。
垂仁天皇は、その後、沙本毘売との間に生まれた子どもを、たいそう愛し育てました。
この子どもをめぐる物語も、古事記の中で語られます。

天下で最も力ある統治者である天皇が、殺されかけても逃げられても、一途に愛し続けた后。
沙本毘売と兄の間にあるものが、肉親の情か、はたまた禁断の愛か、意見が分かれるところですが、
昼ドラ顔負けの衝撃的な展開に驚かされます。

華麗なる古事記の世界 ~垂仁天皇と沙本毘売~

▲開化天皇陵 (奈良市油阪町)
 ホテルアジール・奈良から徒歩5分ほど。ホテルの裏口からこの古墳の木立が見える近さです。


華麗なる古事記の世界 ~垂仁天皇と沙本毘売~

 賑やかな三条通に面しているものの、一歩踏み込むと外界と隔絶したかのような静寂に包まれる。
 垂仁天皇、そして沙本毘売、沙本毘古王の兄妹はいとこ同士。開化天皇の孫にあたる。


知れば知るほど興味深い「古事記」の世界。
10月18日(土)より、奈良県立美術館で開催される「大古事記展」で体験してみませんか?
文化の秋、伝説の地へのトリップをお楽しみください。
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